LINE相談事業

 

LINE相談とは


いじめを始めとする子ども向けの悩み相談窓口も、最近ではLINEが活用されるケースが増えています。
相談用のLINE公式アカウントを友だち登録し、そのアカウント上で、LINEのトークを通して、SNSカウンセラーの資格を持つ相談員などへ、悩みを相談することができます。

 

 

全国への拡充、文部科学省事業への無償協力へ


長野県や滋賀県大津市での事例が評価され、いじめ相談にLINEを活用した窓口を設置する自治体は全国に広がりました。

2018年4月1日~12月31日の間に実施された、文部科学省「SNS等を活用した相談体制の構築事業」では、都道府県19、指定都市8、市町村3の合計30自治体で、11,039件の相談が寄せられました。相談内容は、友人関係の悩み(2,418件)が最も多く、学業・進路の悩み(1,086件)、いじめ問題(1,066件)と続きます。SNSで相談を受けた後は、120件が電話や対面相談に移行、21件が支援機関に繋がっており、心理的ハードルが低いSNSでの相談から、適切な相談機関へとつなぐ役割も担っていることが伺えました。
文部科学省「SNS等を活用した相談体制の構築事業に係る自治体の取組状況(概要)」

2019年度も、文部科学省の「SNS等を活用した相談体制の構築事業」は30自治体に居住する青少年を対象に実施されました。

LINEとしては、全国すべての青少年が気軽に相談できるようにすることで、いじめをなくし、安心して学習その他の活動に取り組める環境を文部科学省とともに目指していきたいと考え、2019年度から、文部科学省の本事業向けのLINE公式アカウント利用料金の無償化、運用ノウハウの共有を実施しています。また、自治体独自で同様の窓口を開設する場合においても同様の扱いをしており、2019年度は計49ヵ所の窓口にLINE公式アカウントの無償提供を行いました。
文部科学省の「SNS等を活用した相談事業」への協力申出について


LINE相談実施自治体

2019年度

 

文部科学省 防衛省

法務省(名古屋法務局)

 

北海道 青森県 宮城県 

千葉県 埼玉県 東京都 愛知県

滋賀県 京都府 大阪府

福岡県 熊本県

 

北海道 青森県 宮城県 福島県 岩手県 茨城県 栃木県 群馬県 

千葉県 埼玉県 東京都 愛知県 神奈川県 富山県 長野県 岐阜県 静岡県

三重県 奈良県 新潟県 兵庫県 和歌山県 滋賀県 京都府 大阪府

島根県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県

長崎県 福岡県 熊本県 鹿児島県


相談種別

いじめ相談 女性相談 男性相談 子ども人権相談 自殺対策相談 児童虐待相談

ネットトラブル相談 ひきこもり相談 若年妊娠相談 子ども若者相談

子育て相談 DV相談 性暴力相談 消費相談 人権相談 ひとり親相談 職場相談